2023年03月08日
こんにちは。
本記事は前回記事の続きとなります。
この記事が包丁部位説明最終章となります。
前回までの記事を読まれた方が、より包丁の部位について理解を深められるかと思われます。
⑫桂
⑬マチ
⑭刀身
⑮柄
⑯柄尻
⑰中子
それでは早速、包丁の部位を紹介させていただきます。
角巻(つのまき)ともいわれる部位になります。
包丁を購入される方はよく「水牛角巻」という単語を見た事、聞いたことがあると思います。
桂部分に水牛の角を使用したものを「角巻」と呼びます。
金属を使用していると「口金(くちがね)」、プロ仕様の洋包丁では「鍔(つば)」とも呼ぶ部位です。
基本的に包丁や使っている材質によって呼び方が異なる部位です。
柄の刀身側先端部分に位置しており、角巻の特性は時間が経つほどに縮小し、刀身を抜けにくくする働きがあります。
桂から出た刀身根本部位にある段差を指します。
刃渡りを計測するときはこの「マチ」から「切っ先」までを測ります。
出刃包丁にはほとんど付いておらず、柳刃、三徳、薄刃包丁についていることが多いです。
刃の金属部分全体を指します。
細かい部位の指定を特段しない時は「刀身」と表現したほうが無難かと思われます。
包丁の持ち手部分を指します。
和包丁の柄は基本的に「木製」です。そしてこの木の材質によっても外観の印象や性能、お値段が変わってきます。
市場に流通している和包丁で主流な柄は「朴柄」という白い木を使っています。
包丁の柄には朴の木の心材を使われていることが多いです。
朴は軽くて割れにくく、水に強い。濡れた手で持っても滑らないといった特性を持っています。
他にも様々な柄がありますが、今回は割愛いたします。詳しくはこちらの記事で紹介をしております。
柄の一番下の部分。包丁によっては銘の刻印が入っているものもあります。
料理人の方はここの柄尻を見る場面が多いと思います。
同時に自身の名前を書かかれやすい部分でもあります。
ここに名前を書いてしまうと、包丁買取の相場から見たときには減額の対象とみられることが多いです。
中子は包丁の柄と刃をつなぐ重要な部位の一つで、柄の内部に埋め込まれた金属製の棒状のものを指します。
一般的には柄に向かって細くなっており、中子の先端部分は柄尻に向かって斜めになっています。
この中子に鍛冶師の情報が印字されていることがあり、包丁の価値を決める1つの情報源とも言えます。
柄は専門の業者に依頼をすれば取り替えることもできるので、ご自身の包丁の柄を割りその目で確認してみるのもいいかもしれません。
当店は包丁買取販売の専門店です。
ご使用されてない中古の包丁、遺品整理で出てきた包丁などのお買取りを行っております。
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