有次の包丁です。1560年創業、「西の有次」と呼ばれる程の名高い京都の老舗刃物店です。
有次銘の歴史は安土・ 桃山時代(戦国時代)にまで遡ります。
永禄3年2月(1560年)刀工である「藤原有次」は現在の有次本店の所在地にて鍛冶職を始めます。
以来京都御所御用鍛冶として皇居の命を受け、長く刀の鍛造に精を出しておりました。
時代は移り変わり、御料理包丁や小刀の需要が高まるなか、その時代の流れに合わせ有次は進化を遂げていきます。
時代は大正7年、京都にある有次は日本橋有次にのれん分けをしました。
日本橋有次は大正12年に築地へ移転。現在は築地場外市場と豊洲市場であらゆるお客様からのニーズに応えて、日々営業しております。
その長く確かな歴史から根強いファンが多く、「京都有次」か「築地有次」かで、購入を考えられる方もいらっしゃいます。
どちらも素晴らしい包丁を鍛造しておりますので、機会がある方は是非とも実際にお手に取ってその「歴史」と「技術」を体感してみてください。